80年代〜静岡市立安東小学校で、個を育てる授業、子どもが中心的に討論を行う授業で全国に知られた築地久子氏の学級を、当時東京大学教育学部の助教授であった藤岡信勝氏が参観し、克明な記録をとった本です。
本書の「読者への道案内」にもあるように、子どものメインの発言だけでなく、教師と子どもの「ひそひそ話」をも全て記録としておこした事が、築地学級の秘密を探る上で重要な点になっています。また、所々に書かれている「ストップモーション」も臨場感あふれる授業の様子がよく分かる工夫の一つです。たった2時間分の授業記録が300ページ近い一冊の本となっている事も本書の大きな特徴です。現在ではこのような教育書はなかなか出版されない貴重な本だと思われます。
本の状態ですが、書き込み、線引きはありません。元からの本の紙質もあって全体的にやや日焼けが見られますが、読む上では全く問題なく読めます。現在アマゾン等では取扱いのない希少な本です。